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Text File  |  1994-08-15  |  19KB  |  219 lines

  1. アバウト
  2. by Michael Hecht
  3.  
  4. Version J-1.0.3
  5. August 1, 1994
  6.  
  7.  
  8.  
  9. LEGALESE
  10. アバウトはフリープログラムです。Copyright ©1993--94 by Michael Hecht. All Rights Reserved. 
  11. コピー及び再配布は、それによってお金を得るのでない限りは自由に行っても構いません。配布の際には、アバウトアプリケーションとドキュメントを常に一緒に配布することを忘れないでください。説明なしのソフトウェアにするのは好ましくありません。
  12.  
  13.  
  14. なにをするものなの?
  15. 私が初めてSystem7の"About This Macintosh" (「このMacintoshについて...」) の表示を見たとき、こいつはいいや!と思いました。それからいろんなことをしてみようと思いました。例えば、アイコンをクリックするとアプリケーションがスイッチ出来るのか、とか。けれど何もおこらないので何だかがっかりでした。さらに、Macが起動したときに自動的に表示されるようにできないのでますますがっかりしました。そこで、これらの不満を解消すべく、自分で作ろうと思ったのです。
  16.  
  17. その結果が、プロセスモニタ、アバウトです。見た目はファインダのアバウトそのもの、完全なパクリです。けれども、見た目とは裏腹に、アバウトを使ってプロセスを操作出来ますし、それらの情報を得ることもできます。現在アクティブになっているプロセスの横には矢印が表示されます。アイコンをクリックすれば、そのプロセスに切り替ることが出来ますし、option-クリックすれば、ちょうどアプリケーションメニューの「隠す」「表示」と同じ様にそのプロセスを隠したり表示したりすることが出来ます。表示もいろいろカスタマイズすることが出来ます -- 好みならば、小アイコンの代わりに大きいアイコンを使うことも出来ますし、メモリマップ上での配置順に並べて、メモリアドレス上での「穴」を表示することも出来ます。
  18.  
  19. 他にも、バックグラウンドプロセスを監視したり、各プロセスのCPU負荷を表示したり、あなたのお好みのアプリケーションの「アイコンパレット」を作ったり、アプリケーションをファインダの「検索...」の様に検索したり、選択したプロセスを終了させたりすることが出来ます。更に、アプリケーションの起動情報のログを記録することも出来ます。
  20.  
  21.  
  22. 制限事項
  23. アバウトを動かすにはSystem 7が必要です。
  24. アバウトはフロッピーから起動したアプリケーションのアイコンを表示することは出来ません。
  25. アバウトはアプリケーションやDAに貼り付けられたカスタムアイコンを表示することは出来ません。
  26.  
  27.  
  28. プロセスについて
  29. プロセスとは、Macintosh上で動作中のプログラムのことです。あなたが動かしているアプリケーションはそれぞれプロセスなのです。System7では、デスクアクセサリも1つのプロセスとして動作します。コントロールパネルは、いろんな理由から、1つのプロセスとしてではなく、ファインダのエクステンションとして動作しています。 あなたの知らないプロセスも動作しているかも知れません -- ファイル共有などがいい例です。ファイル共有を起動すると、システムはバックグラウンドで動作する「ファイル共有機能拡張」という名前のプロセスを起動するのです。
  30.  
  31. 各プロセスはMacのメモリ上で割り当てられた「パーティション」(確保メモリ)を持っています。ファインダの「情報を見る」コマンドで、アプリケーションに割り当てるメモリサイズを変更したら、それはプロセスのパーティションのサイズを変更したことになります。
  32.  
  33.  
  34. コマンド
  35. 以下に、アバウトのメニューコマンドとその他の機能について、簡単に説明を書いておきます。バルーンヘルプ™も用意されています。
  36.  
  37.  
  38. 他を開く
  39. 「ファイル」メニューのこのコマンドを使えば、他のアプリケーションやデスクアクセサリや、ファインダを起動することが出来ます。お好みならば、アバウトをファインダの代わりとして使うことも出来ます。
  40.  
  41. ログの記録
  42. アバウトは、「ファイル」メニューから「ログを開く」コマンドを選ぶと、タブテキストとしてプロセスの起動情報をログしてくれます。アバウトが記録する情報は、起動情報(起動/終了)、プロセス名、およびそれらの時刻です。 注意:終了時刻は必ずしも正確ではありません。
  43.  
  44. 「ログを閉じる」コマンドを選ばない限り、アバウトは起動する度に前回のログファイルを開き、ファイルの最後に起動情報を付け足していきます。
  45.  
  46.  
  47. 表示方法
  48. アバウトの「表示」メニューを使えば、表示方法をカスタマイズすることが出来ます。プロセスの一覧を名前順(デフォルト)/メモリサイズ順/起動した順/メモリマップ上の配置順 に並べることが出来ます。最後の「メモリマップの配置順」だけは、「システムをまとめて表示する」オプションがオフになっているときだけ利用出来ます(別書類「メモリについて...」を参照してください)。
  49.  
  50. アイコン表示
  51. プロセスの表示を、小アイコン(デフォルト)又は大アイコンのいづれかを選ぶことが出来ます。クリックするには大アイコンの方が便利でしょう。
  52.  
  53. その他の表示オプション
  54. 「機種情報を表示する」オプションはデフォルトでオンになっています。オフにすると、ウィンドウの上部にある機種情報が表示されなくなります。この部分には、あなたのMacintoshの機種のアイコンと名前、システムソフトウェアのバージョン、そしてメモリ情報についてです。なかなかイカすと思いますが、こいつはいらんと思ったら、オフにして下さい。
  55.  
  56. 「システムをまとめて表示する」はデフォルトでオンになっています。オフにすると、「システムソフトウェア」という仮のプロセスを、そこに含まれていた各プロセス毎に分けて表示します(ファインダ、または「ファイル共有機能拡張」等のバックグラウンドで動作中のプロセスなど)。バックグラウンドのプロセスはイタリック(もしくは Finder でエイリアスに使われているスタイル)で表示されます。このアイコンをクリックしても何も反応しません。
  57.  
  58. 「確保メモリ量を表示する」はデフォルトでオンになっています。これをオフにすると、メモリサイズを表示する棒グラフがなくなり、各プロセスのアイコンは横に順に表示されます。この際、ウィンドウの横幅を変更することが出来るようになり、横1列に表示可能なプロセスの数も変更出来ます。小アイコンの場合は縦順に、大アイコンの場合は横順にうまっていきます。
  59.  
  60. 「自動ズーム」のオプションがオンになっていると、プロセスの数が変化したとき、ウィンドウの縦サイズを自動的に最適なサイズに変更してくれます。
  61.  
  62.  
  63. プロセス操作
  64. プロセスを操作するには、クリックで選択するか、プロセス名をタイプします。こうやってプロセスを選択すると、「プロセス」メニューが利用可能になります。このメニューを使って、選択したプロセスのより詳しい情報を得たり、ファインダの検索よろしくそのプロセスのアイコンをディスク上で検索したり、プロセスを強制的に終了させたりすることが出来ます。
  65.  
  66. 複数個のプロセスを選択するには、シフトキーを押してクリックください。連続していない複数個のプロセスを選択するとき、もしくはプロセスの選択を解除したいときは、コマンドキーを押してクリックしてください。矢印キーを使って選択を変更することもできます。リターンキーを押すと、選択プロセスにスイッチできます。また、オプション-リターンすると、そのプロセスを隠したり表示したり出来ます。また、プロセス一覧のスクロールは、拡張キーボード/アジャスタブルキーボードの page up / page down、又は home / end キーで行うことが出来ます。
  67.  
  68. 情報を見る
  69. このコマンドを使うと、選択したプロセスに関する詳しい情報を得ることが出来ます。例えば、プロセスの種類、メモリパーティションのサイズと現在使用中のサイズ、ディスク上での位置(パス)、起動時刻などです。一覧表示で、プロセスをダブルクリックすると、このコマンドを実行するのと同じ結果が得られます。
  70.  
  71. アプリケーションの検索
  72. このコマンドは、選択したプロセスのアイコンがどこにあるのかファインダに検索させます。コマンド実行後にファインダが変な動作をするときがあります。その時には、アイコンの選択を解除するのに他のオブジェクトを数回クリックしたり、エスケープキーを押さなければなりません。これは私のプログラムのが悪いのではありません!
  73.  
  74. 表示/非表示
  75. あるプロセスは表示されないようにしたい、と思ったら、そのプロセスを選択して「プロセス」メニューから「常に非表示にする」を選びます。非表示にしたプロセスを再び表示する際には、「編集」メニューから「全プロセスを表示」を選んでください。
  76.  
  77. 現在起動していないプロセスでも表示しておきたい、と思ったら、そのプロセスを選択して「プロセス」メニューから「常に表示しておく」を選びます。そのプロセスを終了したあとも、アイコンはグレー表示になって残ります。そのアイコンをクリックすれば起動します!また、そのプロセスを一覧から削除したい場合は、(動作していない)プロセスを選択したあと「編集」メニューから「消去」を選んでください。この機能を使えば、クリック1回で起動させることが出来る、あなたの好みのアプリケーションのアイコンパレットを作ることが出来ます!
  78.  
  79. 選択プロセスを終了する
  80. このコマンドで、選択したプロセスを終了させることが出来ます。変更点を保存しますかとプロンプトが表示されることもあるでしょう。
  81.  
  82. デスクアクセサリ及び幾つかの古いアプリケーションは、ファインダが動作中でないと終了させることが出来ません。アバウトは「終了出来ません」と警告します。その時は、そのプロセスに切り替えて自分で「終了」コマンドを選んでください。
  83.  
  84.  
  85. MACINTOSH DRAG AND DROP
  86. Macintosh Drag and Drop 機能拡張がインストールされていれば、Finder からアバウトへ書類のアイコンをドラッグして、アバウトのプロセスアイコンにドロップすることができます。例えば、THINK Project Manager で作成したテキスト書類を、TeachText のアイコンにドラッグ&ドロップすることができます。もし、TeachText が「常に表示」の指定で、現在起動していない場合は、アバウトが自動的に TeachText を起動し、その書類を開きます。もし TeachText が起動しているのなら、TeachText にその書類を開くよう伝えます。
  87.  
  88. アプリケーションやDAのアイコンをアバウトのプロセスリストにドラッグすると、そのプロセスを「常に表示」にすることができます。
  89.  
  90. また、アバウトのプロセスアイコンを、Finder にドラッグすることもできます。そうすると、元のアプリケーションやDAののエイリアスが作られます。「常に表示」の指定になっているプロセスのアイコンをゴミ箱にドラッグすると、「常に表示」の指定が解除されます。もちろん、ゴミ箱からエイリアスをアバウトにドラッグして戻せば、アンドゥしたことになります。
  91.  
  92. “それは大変便利そうだけど、そのドラッグ&ドロップするためのやつはどうやって入手するんだろう?”とお思いでしょう。入手方法には、Drag and Drop 機能拡張が含まれたソフトウェアパッケージを購入する(現在そんなパッケージがあるかは知りませんが)、APDA から開発キットを購入する、もしくは System 7.5 にアップグレードする(Drag and Drop 機能拡張が付属するといわれています)などがあります。現時点では、System 7.5 は 1994年の8月末ないしは9月初めに発売されるといわれています。
  93.  
  94.  
  95. MACINTOSH EASY OPEN
  96. アバウトは Drag and Drop 機能拡張と共に Macintosh Easy Open 機能拡張もサポートしています。この両者がインストールされていれば、アバウトは Easy Open を使って、どのプロセスがどの書類を開けるかを決定します。例えば、MS Word 書類を TeachText にドラッグした場合、アバウトは Easy Open を使ってまずテキスト書類に変換します。
  97.  
  98. 注意:Macintosh Easy Open のバージョン 1.1 より古いものを使っている場合、自動変換は、すでに設定が行われている場合にのみ起こります。つまり、Finder 上で MS Word 書類を TeachText にドラッグし、フィルタ(translator)を選んだあとでないと、アバウトで自動変換されません。これは1.1 より古いバージョンにおける Easy Open の制限で、1.1 ではフィックスされています。是非とも 1.1 にアップグレードしてみて下さい!
  99.  
  100. Macintosh Easy Open を入手するのは Drag and Drop を入手するよりはるかに簡単です。DataViz から出ている素晴らしい製品、Macintosh Easy Open Translators を購入してください。これを使えば随分と作業が楽になります。でも注意してください。Drag and Drop がないと Easy Open は使えません。 System 7.5 には Easy Open が付属するといわれています。けれども、便利なフィルタは1つもついてこないでしょう。ぜひとも Easy Open Translators を検討してみて下さい。
  101.  
  102.  
  103. そのほか
  104. アバウトは、ウィンドウの位置とサイズ、表示のセッティング、表示/非表示のセッティング、ログの状態を憶えています。これらは、アバウトを「起動項目」として利用するのに便利でしょう。
  105.  
  106. アバウトがバックグラウンドにある時でも、プロセスのアイコンをクリックすれば、一発でそのプロセスに切り替えます。
  107.  
  108. アバウトは、プロセスの名前が長すぎる場合は中途から省略します。けれど、その名前の上にカーソルを持っていくと、本当の長い名前が四角に囲まれて一時的に表示されます。これは、アバウトがバックグラウンドにあっても起こりますので、アバウトに切り替える前にプロセスの名前を知ることができます。
  109.  
  110. システムソフトウェアがまとめて表示されていない際、システムバージョンの欄にはSystem Tune-Up のバージョンも(インストールされているときは)一緒に表示されます。
  111.  
  112.  
  113. 謝辞
  114. Thanks to...
  115. Donald Major, for rendering the mountains.
  116. Kevin Hardman, for Layer Manager help and Symbionts.
  117. Chris Zuleeg, for the Quadra 800, which is now a Power Macintosh 8100/80 AV.
  118. Rene' G.A. Ros, for secret info from his "Gestalt Selectors List."
  119. Mark Nagata, for long--distance beta testing from Japan.
  120. Matsubayashi Kohji, for translation services.
  121.  
  122. Special thanks to my wife Darylene.
  123.  
  124. (訳者注:アプリケーション及びドキュメントの日本語化に際して、永田雅嗣さん
  125.  [nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp] に多くの助言を頂きました。この場を借りて感謝致します。)
  126.  
  127.  
  128. アバウト J-1.0.3 の変更点
  129.  
  130. BUGS FIXED
  131. ・ Apple の Powerbook 上で動作する Control Strip(コントロールバー)とのコンフリクトを解消しました。また、起動時に(option キーを押していれば)アラートが表示され、Layer Manager を使わないように選ぶことができます。
  132. ・ System 7.5 上で動作するようになりました。この新しいシステムのベータテスターが、アバウトを2度目に起動する際に -1855 のエラーが出ると報告してくれていました。
  133. ・ ハイレベルイベント対応でないバックグラウンドプロセスを終了する際にチェックするようにしました。典型的な例は、HP Background などです。
  134. ・ 書き込みエラーによって既に開いているログファイルに対処出来るようにしました。
  135. ・ 起動時に予期できないエラーが起こってクラッシュするのを修正しました。
  136. ・ アプリケーションをアバウトから自分自身にドラッグした際に起こる -1852 のエラーを修正しました。アバウトから外にドラッグしても常に表示されているようにしました。
  137.  
  138. NEW FEATURES
  139. ・ 適切な変換ファイルが存在しない際に Translation Picker が表示されるようになりました。これには Macintosh Easy Open が必要です。
  140.  
  141. MISCELLANEOUS
  142. ・ THINK C 7.0 でリビルドしました。
  143. ・ アバウトのCPU使用率をより下げて、マルチタスク環境でうまくやっていくようにしました。
  144. ・ システムに初期設定フォルダがない場合でも動作するようにしました。
  145.  
  146.  
  147. アバウト J-1.0.2 の変更点
  148.  
  149. BUGS FIXED
  150. ・ 「他を開く」は Finder の動作により近くなりました。アバウトはアプリケーションを起動するとき、「推奨サイズ」を上限としてメモリを得られるだけ割り当てます。得られるサイズが「最小サイズ」よりも少なければ、メモリが足りない旨を警告し、あとどれだけのメモリが必要か、現在どれだけメモリがあるかを表示します。
  151. ・ いろんな人からの要求で、「Quit Others」を「Quit These」に変更しました(訳者注:日本語版では J-1.0.1 の時から「選択プロセスを終了する」のままです)。また、このコマンドの信頼性を向上し、ハイレベルイベントに対応してないアプリケーションを終了させようとしたときに起こっていた、にっくき protocolErr (-603) AESend 'quit' error を直しました。更に、Finder を終了させる前にアラートを表示するようにしました。
  152. ・ ログファイルが見つからないとき、アラートを表示して初期設定を消去するようにしました。
  153. ・ メモリパーティションのバーがその境界を越えないよう確認する様にしました。
  154. ・ プロセス一覧をpage up / page down キーで 上下できるようにしました。
  155. ・ セルサイズが変更された際のリストのスクロールの不都合を修正しました。
  156. ・ プロセス名のハイライトを、前後それぞれ 2 ピクセルづつ伸ばしました。
  157. ・ 常に表示されたプロセスを消去する際の double DisposHandle バグを修正しました。
  158.  
  159. NEW FEATURES
  160. ・ Apple の Macintosh Drag and Drop 機能拡張、Macintosh Easy Open 機能拡張をサポートしました。
  161. ・ 動作中の全プロセスを見つけるまでアバウトのウィンドウを表示するのを待つようにしました。こちらの方が起動時にかかる時間が短縮されたように見えます。
  162. ・ 「メモリ配置順」に表示した際により詳細に表示するようになりました。NuBus カードと ROM がアドレス領域に及ぼす影響を認識します。(たとえば Macintosh SE/30 のように)仮想記憶を 24ビットアドレッシングで使用しているときのみ問題になります。この場合、アバウトはNuBus カードの配置が悪い、とアラートを出します。
  163. ・ 「メモリ配置順」で表示した際にシステムヒープを独立したブロックとして表示するようになりました(Mac を 使うごとにシステムヒープが増加するのをみると面白いですよ)。これにより、最後のプロセスとシステムヒープとの間に新たに「未使用」のブロック -- 通常は最大未使用ブロックですが -- が表示されます。ですから、「最大未使用メモリ」の欄は「メモリ配置順」の際には表示されません。
  164. ・ 一番手前のプロセスのアイコンを option-クリックしても無視するようにしました。今までは、こうするとアバウトにスイッチする際にプロセスを非表示にして、更にアバウトがそのプロセスを表示させていました。
  165.  
  166. MISCELLANEOUS
  167. ・ 機種名が長すぎる場合、機種のアイコンの横にではなく下に名前を表示するようにしました。
  168. ・ アバウトをより多言語対応になるように機能を付加しました。動作中のシステムソフトウェアと違う言語にローカライズされたアバウトを動かす場合、アバウトはファイル名を変換し、「通常の」フォームでウィンドウタイトルやメニューを表示します。これにより、ェ, ゥ, ノ などが正しくない自体で表示される問題を防ぐことが出来ます。(この問題は、日本語版の About である アバウト を Japanese Language Kit を組み込んだ非日本語システム上で動作させたときに起こります。)
  169. ・ 動作中のスクリプトで「システムソフトウェア」という文字列が横幅の関係で表示できない場合、プロセス名表示列の幅を増やすようにしました。
  170.  
  171.  
  172. アバウト J-1.0.1 の変更点
  173.  
  174. BUGS FIXED
  175. ・ ズームボックスをクリックするとタイトルバーがメニューバーに隠れてしまうバグを修正しました。
  176. ・ 常に表示されているプロセスを0Kの未使用ブロックで置き換えないようにしました。
  177. ・ 未使用ブロックに対するCPU負荷を表示しないようにしました。
  178. ・ アイコンの表示位置を完全に正確にしました。
  179. ・ サイズ順で表示しているとき、システムソフトウェアが正しく並ぶようにしました。
  180. ・ "システムソフトウェア" のバーが存在しないのにアップデートしないようにしました。
  181. ・ System7 でしか動作しない旨のアラートを表示する前にEventAvail を数回コールする様にしました。
  182. ・ メモリ配置順に表示している際にプロセスが終了したとき、情報ウィンドウが消えるようにしました。
  183. ・ ログで、最初の「起動」イベントの前にコラムラベルが表示されるようにしました。
  184. ・ 常に表示されているプロセスを起動した際にログに「終了」と記録されるバグを修正しました。
  185.  
  186. NEW FEATURES
  187. ・ 初期設定ファイルが開けなかったら警告するようにしました。
  188. ・ 他のプロセスからAboutにスイッチする際にオプションキーを無視するようにしました。
  189. ・ アプリケーションメニューの「アバウトを隠す」と同じ働きをするクローズボックスを付加しました。
  190. ・ 左下にバージョンナンバーを表示するようにしました。
  191. ・ サイズ順で表示しているとき、常に表示されているプロセスが一覧の最初に並べられるようにしました(名前順以外の他の表示との一貫性を保つためです)。
  192. ・ マウスカーソルが、名前が縮小表示されているプロセスの上に来た際、At Ease の様に1ピクセルの四角の中にフルネームを表示するようにしました。
  193. ・ 仮想メモリに関する文章を、文末で省略せずに文の真ん中で省略するようにしました。
  194. ・プロセスが1つだけ選択されている場合は「選択プロセスを終了」 から 「"###" を終了」 に代わるようにしました。
  195. ・ アバウトは "shell application" -- つまり、システムで最初に起動したアプリケーションを認識して、それを "システムソフトウェア" のバーに入れるようになりました。普通、shell application は Finder ですが、他の場合もあります(例えば、At Ease など)。このような場合には、Finder が起動していても "システムソフトウェア" にグループ化されず、通常のアプリケーションプロセスとして現れます。shell プロセスがなくなったら、"システムソフトウェア" のバーもなくなります。
  196. ・ 「起動:」情報において、プロセスの親子関係をより正確に表示するようになりました。シェルプロセスは「起動時のシステム」に起動され、その他全てのシステムの子プロセスは「システム」に起動されるとします。
  197. ・ システムソフトウェア、ファインダ、及びシェルは全てシステムプロセスと認識するようにしました。
  198.  
  199. MISCELLANEOUS
  200. ・ THINK C 6.0 でリビルドしました。
  201. ・ アバウトのCPU占有率を軽減するために、バックグラウンドでのスリープ時間を増やしました。
  202. ・ 全表示テキストに対して注意深く Script Manager でチェックするようにしましたので、よりインターナショナルになりました。
  203.  
  204.  
  205. YOURS TRULY
  206. みなさんがアバウトをエンジョイしてくれることを期待します。なにかコメントや要望、そしてバグレポートがありましたら、hecht@vnet.net 宛に電子メールを下さい。
  207. (訳者注:Internet のアカウントを持っておられない方、日本語でコンタクトをとりたい方は、
  208.  このドキュメントの最後に記してあるアドレスまで電子メールにてご連絡下さい。
  209.  私が責任を持って作者に連絡致します。)
  210.  
  211. --Michael
  212.  
  213. ---
  214. 日本語版制作:松林 弘治
  215. Japanese Localization by Matsubayashi Kohji
  216. (INTERNET:   matubays@ics.es.osaka-u.ac.jp)
  217. (NIFTY-SERVE:   INET:matubays@ics.es.osaka-u.ac.jp)
  218. ---
  219.